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歯科医師向け 診査・診断
診査・診断編 総入れ歯
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<<入れ歯の診査>>
~古今東西を問わず、診査・診断について~
総義歯学の教科書の中には診査すべき事項がいろいろと記載されておりますが、どれを見ても画一的な診査・診断法が述べられているだけで、ある一つの症状または問題点をもった症例について、どのように対応、あるいは処置したらよいのか、その方法が解説されていないのが現状です。
診査は、機能的に生体と調和した補綴治療を施すうえで重要な役割を果たし、臨床術式の選択に利用されなければなりません。しかし、診査結果に対して治療計画立案上の妥当性を見出す事ができず、無歯顎患者に対する補綴治療の指針が明確にされていないため、症例に対して試行錯誤を繰り返す結果となり、総義歯は難しいということになってしまうようです。例えば、人工歯の選択や咬合様式の選択において、すべての症例に咬頭傾斜角30°の人工臼歯を選択し、バランスド・オクルージョンを与えなければならないというものでもないと考えます。
症例によっては咬頭傾斜角20°の人工臼歯を選択し、咬合平面の調節曲を工夫していくといった具合に、診査した事項に基づいて治療計画を立案していかなければならないはずです。
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