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総入れ歯+部分入れ歯1

上顎総入れ歯初診時

「新しく入れ歯を作りなおしてほしい」ということで来院された患者さんです。現在の入れ歯の状態を確認を行い、新しく製作する入れ歯の改善点を検討することにしました。上顎に関しては、フラビーガムがあり患者さんも良く前歯に入れ歯食い込んで痛いとのことでした。

上顎総入れ歯初診時

下顎部分入れ歯初診時

下顎には部分入れ歯を使用しており、以前、磁石を用いていたがあまり効果がないとのことでした。下顎の入れ歯を確認してみると床縁形態もひも状でプアーな入れ歯が装着されていた。

下顎部分入れ歯初診時

入れ歯によるフラビーガム

今回のケースの問題は上顎のフラビーにあり、下顎の前歯部に歯が残存しているために上顎の入れ歯への突き上げが起こり、フラビーガムを形成していると考えられる。 下顎の前歯部に最後まで歯が残る確率は非常に高く、人間というのはどうしても残存している歯で噛むために上顎の入れ歯への突き上げが起こる。これを防ぐためには、臼歯部での咬み合わせをしっかりと与え、あまり前歯部で咬合をさせないような咬合を与えなければならない。

入れ歯によるフラビーガム

上顎フラビーガム印象用トレー

トレーを作成しておき、精密な型をとります。上顎前歯部のフラビー部に負担をかけないため、トレーのフラビー部をリリーフした状態です。

上顎フラビーガム印象用トレー

上顎フラビーガム印象後

フラビーガムの印象の際は、リリーフした部位をパラフィンワックスなどでとめておき印象時に印象材のシリコーンがあふれるようにしておく必要がある。印象後の写真では、口蓋正中部にトレーが見えているので完成後の入れ歯の調整時に注意が必要である。

上顎フラビーガム印象後

下顎部分入れ歯精密印象

下顎の精密印象に関しては、今まで通りの印象方法で問題なく対応できた。磁石部分の歯に関しては、特に抜歯などをせずにそのまま入れ歯のコーピングとして使用することにした。

下顎部分入れ歯精密印象

上顎義歯(入れ歯)模型

精密印象を基に石膏にて製作した模型になります。

上顎義歯(入れ歯)模型

上顎義歯(入れ歯)咬合床

ろうそくの蝋を用いて、咬み合わせを採得するための咬合床を作成した状態になります。患者さんの中には、この蝋の色が入れ歯の色と勘違いされる方がいらっしゃいますが、完成時にはピンクの歯ぐきの色になりますので安心してください。

上顎義歯(入れ歯)咬合床

下顎義歯(入れ歯)咬合床

上顎に対する下顎の咬合床になります。下顎は前歯部に歯が残っていますので、残存している歯をガイドに蝋堤を作成していきます。

下顎義歯(入れ歯)咬合床

下顎義歯(入れ歯)咬合床の試適

下顎の咬合床を口腔内に試適した状態です。口腔内で舌とのバランスや咬合堤の位置の確認を行います。良く咬合床が舌の動きを阻害してしまい、正しい位置で咬み合わせを採る事ができない場合があります。

下顎義歯(入れ歯)咬合床の試適

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