Denture critical disease example
入れ歯難症例の患者さん!たくさんいらっしゃいます。今までも何度となくそのような患者さんを拝見してきました。拝見してきた中でも、難症例の患者様もいくつかのタイプに分かれます。下に例を挙げますので参考にしてみてください。
1、入れ歯を維持する歯ぐきがない患者さん!
入れ歯を維持するためには、歯ぐき(土手)が必要となります。しかし、合わない入れ歯を使用していたために、歯ぐきが極度に吸収してしまった患者さんは、難しいです。例えて言うなら、スケートリンク上に入れ歯をおいている状態でしょうか・・・。
2、顎関節に異常のある患者さん!
正しい顎の位置で入れ歯が作成されずに入れ歯を使用していた場合、顎の関節の位置がずれてしまうために正しい位置で入れ歯を作成しても、顎がずれてしまい咬めない状態となります。治療用義歯(入れ歯)を用いても顎関節の治療が必要となります。私の研究の中には、入れ歯の患者さんのほとんどが、何かしらの顎関節の症状を呈しているという研究があります。
3、歯ぐきがブヨブヨしている患者さん!
歯ぐきがブヨブヨしている状態をフラビーガムと言います。上顎の前歯部に良くフラビーガムができます。この状態で入れ歯を作成すると前歯の部分に負担がかかり入れ歯がシーソーしますので、入れ歯がなかなか安定しません。フラビーガムがある場合は、前歯に負担がかからないような咬み合わせが必要になります。
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4、間違った高さ・位置で使用している義歯(入れ歯)の期間が長い患者さん!
| 顎関節症とほとんど同様となります。正しい位置で入れ歯が作成されていない時は、筋肉・顎関節・舌の状態などが現在の入れ歯の位置に慣れてしまっているために、正しい位置で作成した入れ歯(治療用義歯)でのリハビリが必要となります。患者さんは新しい入れ歯だから咬めると思いますが、なかなか初めから咬める状態にならない症状を呈します。 |
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5、異常習癖(へんな癖がある)患者さん!
良くあるのは舌習癖です。舌にて入れ歯を持ち上げるような動きが癖になっている患者さんは、入れ歯がなかなか安定しません。舌にて上顎の入れ歯を押すような癖がある患者さんは、上顎の入れ歯が外れやすい傾向があります。
7、下顎の骨が吸収して入れ歯が神経に触れてしまう患者さん!
下顎の顎の骨の中には、下歯槽神経が走っています。合わない入れ歯を使用したり、歯周病などで極端な骨吸収をした場合には、この下歯槽神経が顔を出してきます。この下歯槽神経に入れ歯が触れるとピリピリとした痛みや入れ歯を入れた瞬間に電気が走るような痛みがあると患者さんがおっしゃいます。この場合は、神経に触れないような調整が必要となりますが、なかなか難しいのも確かです。
8、舌痛症の患者さん!
歯を失ってから長期間、入れ歯やインプラントなどで失った部位をそのままにした場合、舌が肥大してくる傾向があり、残存している歯に舌がぶつかったり、入れ歯でこすれたりして、痛みが出ることがあります。
上記のような症状を呈する患者さんが難症例となりますが、難症例の患者さん大歓迎です。現在までの40年培ってきた経験と技術と学術的背景を基に治療を行いますので、ほとんどの症例に対応できますが、治療用義歯を使用したり・1度で上手くいかない場合があり時間がかかる場合がありますがご理解ください。