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入れ歯講義 第1回

第1回 田中久敏塾(入れ歯)

入れ歯講義の概要です。 

日時:2007年12月14日(金)
場所:渋谷 渋谷区渋谷2-18-3 東宝ビル別館 402号室
講師:田中 久敏先生
参加者:田中健久 村木宏 白須健一郎
※以下、講習の内容を私なりにまとめたものです。
私の勉強不足で田中久敏先生の本意とは異なる解釈を
してしまっている部分もあるかと思います。
だいたいの内容だと思って下さい。

演題 「補綴の基本は総義歯(総入れ歯)から」
わが国における高齢者の残存歯数の推移を見ていくと、
有意差があるほど歯数の増加は認められない。多少の増加はあるが、
劇的に増加しているとは言えないだろう。
また、今後も残存歯数が急に増加に転じることは、
現時点では考えにくいと言えるだろう。
しかしながら、PやCが原因で抜歯に至るケースは、
年齢が高くなるに連れて減少しているというデータもある。
では、なぜ高齢者で抜歯になるケースが減らないのかというと、
補綴処置の不備による抜歯が、高齢者の場合多く見られるからである。
これは、日本の保険医療制度が原因であると考えられる。
治療の質が問われないための結果であると考えられる。
現行の制度の下、若年期に行われた補綴処置の不備により、高齢期に抜歯に至るという負のサイクルが厳然として存在しているわけで、この事実からは、8020が達成されるのか疑問が残る。
これらの事実と、超高齢社会である事から、床義歯入れ歯)による補綴はますます需要が増えるであろう。そこで本講習会では、補綴処置を中心に勉強していきたいと思います。
補綴処置とは、間接処置である。つまり、患者の口腔内に入るものは、必ず技工室を介して出来上がるという事が言える。間接処置ですから、模型をとり、咬合器を用いて補綴物を作ります。少数歯欠損症例では、残存歯により咬頭嵌合位が再現できる事から、咬合器にどの位置で付着しても、中心咬合位だけは、必ず再現できる。ただし、側方運動は必ずしも再現できるとは限らない。
しかし、無歯顎症例や、多数歯欠損症例では咬合器(またはFace Bow)の使用法によっては、咬合器上と口腔内とが一致しないという事に遭遇する。
本日は、咬合器の具備すべき条件と、臨床で起こりがちなエラーとを関連させて勉強していきましょう。もちろんそのエラーの診断法や対処法も身につける必要があります。

咬合器が具備するべき条件
① 回転軸
② 顆頭間距離
③ 顆路角 矢状・側方
④ 切歯路角 矢状・側方

① 回転軸 A正しい位置が及ぼす影響測定した回転軸が、真の回転軸から半径5mm以内に位置していた場合回転軸の誤差よりも、チェックバイトの厚みによる誤差の方が影響が大きい
(スカイラー?の文献らしい)
B 顆頭間距離が長い患者の場合咬合器につける時、棒をExtendするので、その時誤差が生じることがある。(ワインバーグ(Weinberg?)の咬合器に関するシリーズの文献の中のFace bow参照)真の回転軸とは??(kyunというひと???の文献 咬合器上で行った実験、90%がエラーである。)
FaceBowの実際キャストサポートを用いずに、バイトフォークが下がってしまった場合
口腔内に戻すと切歯が当たって、臼歯が離開する。
チェックバイトを2回採って同じ傾向が出てくるなら、付着のミスも考えられる。
(もちろん採得のミスもありえる) 前方基準点をとらずに、高い位置に付着すると顆路はゆるくなる
低い位置に付着すると顆路は急になる読みの顆路角は、前方基準点を用いない場合は、付着位置に左右されるので一概に緩急は言えない。
次回予告 ①人工歯排列試験 ②1つの咬合器から別の咬合器に移し変えてみる 。

文責:白須健一郎

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